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唯「ドラクエ!」 第十八話

 薪に火がついた瞬間、火の明かりが広々とした空間を照らした。
 唯の寝顔と律の寝顔、澪も気持ち良さそうに寝ていた。
 焚き火から湖面までの距離を見渡せることを確認した梓は、驚愕した。
 
 今この場で、目を開け起きている者が、梓と紬と『何か』だったことに。

梓「ひゃ!な、な、な」

巨大な何か「グガァアアアアア!

 突然の咆哮が大気を震撼させる。
 梓の背筋にビリビリと電気が走り、本能が危険を察知した。

 焚き火の向こう、それは餌を設置していた場所だった。
 そこから、巨大な何かの眼光が、炎の光を反射しながらこちらを見ているのだ。
 紬もまたそれと眼が合い、驚愕して叫んだ。

紬「キャアアアアアア!!」

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唯「ドラクエ!」 第十七話

-- 次の日 森の奥地 --

 一行は討伐場所に赴くため、またしても森を闊歩していた。
 今までよりも森の奥へ進んで行くため、少し不安になる澪であった。

澪「まだ着かないのか・・・」ハァハァ

唯「あぁー、疲れたよぉ~、もうだめ~」ハァハァ

梓「本当に、この川に沿っていけば・・・湖があるんですか?」ハァハァ

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唯「ドラクエ!」 第十六話

-- 翌日 朝の森 --

 朝の森はとても神秘的だが、今はそんな悠長な事言っていられなかった。
 一同は平原にある滅びた部室を目指してひた走っていた。

梓「急がないと!急がないと!」ダダダ

律「梓!落ち着けって!今から急いだって・・・」ダダダ

 トンちゃんと別れてから幾日も経っていたため、希望薄だと律は思っていた。

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唯「ドラクエ!」 第十五話

-- 朝 旅人の宿屋 102号室 --

律「おっきろー!朝だぞー!」

唯「んぅ・・・」

梓「んん・・・」

 唯と梓は腕と足を咬み合わせながら寝ていた。

律「またお前ら抱き合って寝てんのか、いい加減怪しいぞ~?」

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唯「ドラクエ!」 第十四話

-- マーサの家 --

 マーサは唯の体に手を当て、目を瞑っている。
 梓はせわしない格好でそれを見守っていた。

マーサ「大丈夫よ、マナを使いすぎただけ。休めば良くなるわ」

紬「本当ですか!?」

梓「良かった・・・唯先輩・・・」

 膝を落とし、脱力する梓。

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唯「ドラクエ!」第一話

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